2011年6月3日金曜日

北欧への旅~ノルウェー/ベルゲンへ

 パリのトランジットしたホテル、コンコルド・モンパルナスは、日本人観光客が多いですね。それも、団体の。 朝食のレストラン、このクラスでは、まあまあ種類も多いブッフェで、卵料理などのホットメニューも多少あります。朝6時からやっているというので、二日酔いで多少頭がすっきりしない中、6時半頃行ったら、すごい人でした。日本人の若い女性客が1/3程度占めていて、ツアー客に人気のホテルなのかもと思いました。部屋は、ビジネスホテルを多少高級にした感じで、WiFi接続は無料でOKということでビジネスマンにも人気がありそうです。

 
 パリ/シャルルドゴール空港から、11時10分発のオスロ行きSK便に乗るので、朝7時40分にホテルをチェックアウト。エールフランスバスの乗り場まで、歩いて移動。すでにバスが待っており、トランクを預け、昨日購入した往復切符を提示して乗車。昨日も、渋滞に巻き込まれましたが、今回も、途中から渋滞に。
 午前8時に、エールフランスバスはモンパルナスを出発、結局、SK便が出発するターミナル1には、午前9時30分到着。ターミナル1は、円筒形のターミナルで、チェックインカウンターを探して、グルーと回ることになりました。
 SK便のチェックインは、NO4のブロック。エコノミーのチェックインカウンターは長蛇の列でしたが、ANAのDIA会員カードを提示して、優先カウンターで待ち時間無しのチェックインができました。スターアライアンスのゴールドステータス(☆G)が有る場合、ヨーロッパでは一番助かることです。

 パリ/シャルルドゴール空港の場合、シェンゲン協定国以外へ移動する場合、☆Gのステータスがあれば、スターアライアンスの共同ラウンジを使うことができます。
 しかし、ヨーロッパ内の移動は、ターミナルが違うこともあり、ラウンジは各航空会社毎に設置しています。SKのラウンジは、50番台のゲートのあるピアの地階にあります。景色は楽しめませんが、とても広いラウンジで、WiFi接続も可能でした。セキュリティチェックの前ですが、ゲートのすぐ前ですので、今回、時間ギリギリまで使わせて貰いました。

 オスロへ行くSK便、定刻に全部の乗客が搭乗したのに、理由は不明ですが、ナカナカ出発せず、結局20分遅れ。この区間もCクラスだったのですが、何故かCクラスも満席でビックリ。日本人観光客も7~8人お見かけしました。機内食は、鱈のムニエル、パスタ、チーズという感じでした。「飲み物は?」と聞かれたので、「ホットテー」と言ったら、なんと日本茶もどきというか、中国茶もどきのお茶
が出てきて、ビックリ。食事の後、紅茶もサービスされていましたので、「イングリッシテー」と言えば、最初から紅茶が出てきたのではないかと思います。

 オスロへ定刻より、10分ほど遅れて到着。オスロからベルゲンへ同じくSK便に乗り継いだのですが、こんなに大変だとは知りませんでした。ベルゲンへは、コペンハーゲンから一度行ったことがありますが、その時は「国際線乗り継ぎ扱い」でしたので、どこでもある乗り継ぎでしたが・・・。
 ノルウェーの場合、国際線から国内線に乗り継ぐ場合、必ず一旦、荷物を受け取って、税関を通過して、再度チェックインカウンターで、荷物をドロップする必要があるのですね。(日本でもそういえばそうですが・・・)
 パリ/シャルルドゴール空港で、チェックインした際、搭乗券は最終目的地のベルゲンまで手続き済み、そして荷物には、オスロ経由ベルゲンのタグが付けられていました。手荷物引換証にも、ベルゲンとなっていたのですが・・・。
 オスロでは、到着と同じで、荷物を受け取って一旦外に出なければならないのでした。荷物はナカナカ出てこないし、出てきた荷物は、雨の影響か、ビショビショになっていて。それを持って、3階の出発カウンターへ移動、こちらも長蛇の列。やっと☆G優先カウンターを見つけ、そこで10分近く待ってやっと荷物をドロップ。セキュリティチェックの強化でしょうが、手間のかかることをやっています。セキュリティを再度通過して、搭乗ゲートへ到着したのが、出発時間の30分前、乗り継ぎ時間は、1時間40分あったはずなのに、慌ただしい乗り継ぎになってしまいました。

 オスロは雨でしたが、約50分のフライトでベルゲン空港へ到着したら、晴れていました。なんと運の良いことか・・・。


 

北欧への旅~ベルゲンの町


 ホテルの部屋に荷物を置いたら、午後5時過ぎ、早速、市内の雰囲気を見て、明日のフィヨルド観光のため、ナットシェル(周遊券)の手配に出かけました。ホテルの隣が、世界遺産のブリッケン地区になっているので、観光客があふれています。




 写真を撮りながら、魚市場の近くにある観光案内所へ。ここでもナットシェル(周遊券)の手配ができると思っていたのですが・・・。順番待ちが、30人ほどいて、時間がかかりすぎるということで、ベルゲン駅へ。
 ベルゲン駅は、港から歩いて10分程度。ノルウェー国鉄のカウンター、駅の右手に小さなものでしたが、誰も並んでいなくて、すぐに手続き完了。今は、観光シーズンですが、日本で割高のナットシェル(周遊券)を手配しなくても、現地で、前日、駅の窓口で手配すれば大丈夫ですね。
 ベルゲンから、ソグネフィヨルドを観光するナットシェル(周遊券)は、3種類あるとの説明。ベルゲンから片道船を使うルートが最近人気があるのでお薦めと言われましたが、国鉄~バス~フェリー~フロム鉄道~国鉄という逆回りルートにしました。料金は975クローネ、帰路のミュールダール→ベルゲンまでの座席指定料金が含まれています。



 ベルゲン駅からの帰路、人造湖や公園、繁華街を通って、魚市場まで戻りました。落ち着いた良い町ですね。町の後ろに迫っている傾斜地にも、沢山の家があり、雰囲気も素敵です。
 魚市場では、サーモンおエビなどを売っていて、オープンサンドなどもあり、観光客が結構買っていました。「日本円でどうぞ」「日本語OK」というお店もありますね。


 午後7時頃、魚市場の先に港の中に飛び出しているカフェへ行き、生ビールで一杯やりながら、一休み。ハンザビールというベルゲンのビールで、一杯、中くらいのジョッキで、72クローネ、大体約1,200円。ノルウェーの物価の高さは承知していましたが、やっぱり高いというのを実感。

 魚市場から、ブリッケン地区の建物やお土産屋さんを見て回り、ホテルへ。途中で、日本人のグループに何組か会いました。それ以上に多かったのは、中国人観光客です。

 夕食は、夜9時頃、パリから持ってきた缶ビール、それに日本から持参したカップ麺、缶詰で軽く済ませました。マックも覗いてみましたが、高いですね。普通のレストランに入って、ビールを飲んで、前菜、メインでも食べたら、最低でも5千円とか6千円くらいはしそうで、フランスで食べるのとはだいぶ違いそうなので、昨晩はメリハリを付けて、安くあげました。

2011年6月2日木曜日

北欧への旅~ソグネフィヨルドへ(その1)


 ベルゲンの二日目は、ソグネフィヨルドの観光です。ソグネフィヨルドを観光するナットシェル(周遊券)は、ルート毎に、出発時間が決まっており、私のルートの場合、ベルゲン駅8時40分発でした。朝起きたら、外は何となく暗いので、良く見ると雨が降っていました。それに寒そう・・・。
 宿泊先のホテル、ラディソン・ブルー・ロイヤル・ベルゲンの朝食ブッフェは、朝6時30分スタートなので、6時30分になったら、すぐにレストランへ。
 ここの朝食は、ナカナカ豪華です。ドリンク類も豊富、生野菜、果物も沢山ありました。北欧らしく、ハム・ソーセージ、チーズなどの種類も豊富、温かい料理も、卵料理など何種類かあり、鱈のトマト煮などのベルゲンの名物料理も多少置いてありました。お昼用にテイクアウトしたい気分でしたね。ここでも、JTB、近畿日本ツーリストのツアーの方にお会いしました。皆さん1泊だけのようでしたが・・・。

 午前8時少し前にホテルを出て、徒歩でベルゲン駅へ、約15分。寒そうなので、持参したヤッケを上から着ました。
 今回のソグネフィヨルド観光のルートは、ベルゲン→ヴォス→グドヴァンゲン→フロム→ミュールダール→ベルゲンでした。最後の区間、ミュールダール→ベルゲンの国鉄区間のみ座席指定され、それ以外、最初の国鉄区間、ローカルバス、フェリー、フロム鉄道の場合、席は自由というスタイルになっています。


 ベルゲン駅でトイレを使いたいと思い、トイレに行きましたが、有料で、1回10クローネで、機械式で10クローネ硬貨しか使えないというしろもの。昼間は、係員がいるようですが、この時間帯不在。たまたま5クローネ、20クローネしかなく、待っていた他の人が10クローネ持っていましたので、お願いして、5クローネで交代で使わせてもらいました。ヴォスやフロムの駅では、トイレは無料で使えたのですが・・・。

北欧への旅~ソグネフィヨルドへ(その2)


  いよいよ、ソグネフィヨルド観光の出発です。 ベルゲン駅から、8時40分発ヴォス行きの普通列車は定刻に発車。乗客は、観光客が中心でしたが、8両編成(?)の列車はガラガラでした。

 ベルゲンを出発して間もなく車掌さんが検札に来ました。今回のナットシェル(周遊券)のチケットは、3枚組で、最初は全部の旅程を記載したチケット、2枚目はベルゲン→ヴォス間の切符、3枚目はミュールダール→ベルゲン間の切符となっていて、国鉄区間以外は、最初の旅程を記載したチケットで確認するようです。ということで、2枚目に挟みを入れて、検札終了。


 ヴォス駅には、定刻の9時53分に到着。到着ホームから、外へ出たところに、グドヴァンゲン行きのローカルバスが3台ほど待機。ここから、ソグネフィヨルドではなく、ハダンゲルフィヨルドへ行くローカルバスもありました。

 グドヴァンゲン行きのローカルバスは、観光バスのようなバスで、私は3台目に乗車しましたが、座席は7割程度しか埋まっていませんでした。チケットの点検は、バスに乗るとき入り口で、運転手さんが、ナットシェル(周遊券)の1枚目を確認するだけです。バスは、定刻の10時に出発、日本人観光客も、私の乗ったバスにも5人ほど乗っていました。
スーツケースなどの大きな荷物を持った方も多く、バスの荷物入れで預かって貰っていました。フロムへ行くフェリーも、船の後部に、大きな荷物の置き場が設けられていました。ベルゲンからオスロへフィヨルド見学をしながら、荷物を持ったまま移動するのも十分可能なようです。(有料ですが、ベルゲンーオスロ間、当日、ホテルからホテルへ荷物を運んでくれるシステムもあるようです)

グドヴァンゲン行きのローカルバス、最初、ヴォスの街をゆっくり走り、英語で観光名所を紹介してくれました。ベルゲンでは、雨でしたが、ヴォスに到着した頃は、雨はやみ、多少晴れ間も出てきました。

 その後も、切り立った断崖の上から流れ出る滝などを説明しながら、観光バスという雰囲気でした。スタルハイムホテルで少々休息。その後、つづら坂をゆっくり下りながら、途中の名所(ほとんど断崖の上から流れ落ちる滝ですが・・・)、写真撮影スポットで何回か一旦停止し、運転手さんが、その紹介を英語でしながらの移動でした。
 バスは、定刻から10分遅れの11時10分グドヴァンゲン到着。氷河に削られた後というのは実感できましたが・・・。


 グドヴァンゲンからフロムまでは2時間ほどのフェリー。クルーズ船で、氷河が作り上げたフィヨルドを観光するという、今回の目玉です。天気も回復してきて、晴れ間がかなり見えるようになりましたが、相変わらず少々寒い感じでした。

北欧への旅~ソグネフィヨルドへ(その3)


 フィヨルドは、氷河による浸食によって作られた、複雑な地形、湾や入り江で、湾の入り口から奥まで、湾の幅があまり変わらず、非常に細長い形状となっています。ですから、大型船も入れるようです。ソグネフィヨルドは、その代表的なものの1つです。

 グドヴァンゲンからフロムまでは、2時間ほどフェリーでクルーズ船することになります。フェリーは、結構大きな船で、生活フェリーも兼ねているとかで、途中、3ヵ所ほど寄港して、乗客の乗り降りがありました。
 クルーズは、ネーロイフィヨルドの端にあたるグドヴァンゲンから、アウルランフィヨルドの端にあたるフロムまで行くルートになっています。途中寄港したアウルランは、水力発電の街とかで、オスロの電力をまかなっている街とアナウンスで紹介されていました。


 フェリーの出港時間は、午前11時30分。船の展望デッキは3段に分かれていて、最上段から埋まるようで、私も、写真が撮りやすい最上段に、定位置を椅子で確保しました。フェリーには、飲み物や軽食を売っているカフェが付いていますが、値段はノルウェー価格です。日本人の乗船客は、ツアー客も二組いましたし、個人も入れて40人近くいたのではないかと思います。



 フェリーは定刻に出発。観光ルートのフェリーらしく、頻繁に見所の案内があります。それも全部で8ヵ国か9ヵ国、韓国語、中国語、スペイン語、英語、ドイツ語、日本語までは分かりましたが、さすが世界の観光地の船という感じでした。というわけで、日本語の説明が随所でありましたので、語学苦手の日本人にも楽しめる船旅です。フィヨルドは海に通じているのですが、これだけ中へ入ってくると、波一つ無いので、川か湖かという感じで船はほとんど揺れません。

 フィヨルドは、氷河の削ったそそりたつ厳しい垂直の岩肌、そしてその岩肌を縫って流れる水や滝がポイントになっているようですね。途中に、小さな村や農場、牧場などもありました。どんなに小さな村でも、教会だけは必ずありますね。フィヨルドと一緒に生きてきた人たちの歴史を見ていくルートでもあったような気がします。
 今度は、このフィヨルドを眺め続けている厳しい垂直の岩肌の上がどうなっているのか、一度見てみたいと思いましたが・・・。静かなフィヨルドをフェリーが粛々と進むだけでも、何となく気分が良くなってきました。途中から、カモメの集団が私たちのフェリーを追いかける形になり、船旅の雰囲気も出ていました。


 アウルランフィヨルドには入り、アウルランに近づいたら、フロムの方向に大きな船が見えました。なんと、豪華客船「クイーンメリーⅡ号」がフロムに寄港していたのです。ビックリしました!フィヨルドのこんな奥まで来ているとは、水深も結構深いのですね。皆さん、盛んにシャッターを切っていました。

 フロムには、定刻の13時40分到着。「クイーンメリーⅡ号」のすぐ傍の岸壁でしたが、船の大きさは大人と子供の違いでした・・・。フロムには、約1時間滞在して、フロム鉄道で、ミュールダールへ移動することになります。

北欧への旅~ソグネフィヨルドへ(その4)


 ソグネフィヨルドの観光の続きです。

 フロム到着は、13時40分。フロム鉄道は、14時50分発で、ミュールダールへ移動し、その後ノルウェー国鉄でベルゲンへ戻ることになります。フロム鉄道の切符売り場へ行って見たら、私の乗る列車とその次の列車は、「売り切れ」表示になっていました。

 フロムは観光スポットで、お土産屋さん、アウトレットなど買い物できる所が沢山あります。「クイーンメリーⅡ号」が寄港していることもあり、人で溢れていました。

 アウトレットで、ノルウェー産のセーターが沢山置いてあり、気に入ったものがあり購入しました。価格は895クローネ(約13,500円くらい)でしたが、クローネの現金で払うというと怪訝な顔をされました。ノルウェーはカード社会ですから、高額の買い物を現金でするのはということだと思いますが・・・。
 その場で、Tax-Free Refundの手続きをしてくれました。氏名、日本の住所、パスポート番号などを記載して、ユーロの現金で返金してくれました。いわゆる消費税は25%のようで、税金分が179クローネ含まれているので、それをユーロへ換算して、10ユーロちょうど現金で返金してくれました。



 フロム鉄道は、14時50分発でしたが、出発の15分前に並び始めました。並ぶ所が2ヵ所あり、係員がチケットを見て振り分けていました。恐らく、私のようなナットシェルを使う観光客とその他の一般客ではないかと思います。
 乗車が始まって分かったのですが、中央部の車両に、かなり沢山、「ミキトラベル」のステッカーが貼ってあり、いわゆる予約席の表示。日本人の団体ツアーのための席だったようです。


  私は、先頭から2両目の右手窓際に席をとりましたが、結構空いていて、6人がけの所を一人で占領できました。何故か、私の乗った車両はガラガラでした。
 フロム駅は14時50分定刻出発。最終のミュールダール到着は、5分ほど遅れ、ベルゲンへ戻る列車は、フロム鉄道を降りたと同時に到着で、ギリギリの乗り換えとなりました。列車の遅れの原因は、「クイーンメリーⅡ号」のエスカーションで戻ってくる乗客が遅れて、すれ違いの列車が遅延したことが原因のようです。さすが、「クイーンメリーⅡ号」ですかね・・・。



 途中、急勾配を登りながら進んで行き、左右にはフィヨルドと同じように、切り立った山や絶壁から水が流れ、滝も何カ所か見ることができました。この鉄道を作るのはかなり大変だったのではないかと感じさせられました。フェリーと同じように、途中で、観光名所の案内がありましたが、今回は、日本語の案内はありませんでしたね。

 途中、大規模なショース滝では、5分ほど列車が停車して、見学、写真撮影の時間がありました。ナカナカ素晴らしい滝というか水の流れでした。
 このフロム鉄道は、観光路線ですが、途中人が住んでいる地域を通りますので、駅が8つほど設けられ、一般客の乗降があります。ミュールダール行きは、一番後ろの車両があてられているようでした。



 ミュールダールから、ベルゲンまでは、ベルゲン急行という列車で、途中、ヴォスに停車。ミュールダール発15時56分、ベルゲン到着17時52分で、所要時間は約2時間。ナットシェル(周遊券)では、この区間だけ座席指定となっていましたが、確かに満席でした。オスロから乗ってくる人も多く、立っている人も出ていました。ベルゲンには定刻到着。
 
 これで、ソグネフィヨルドの旅は終わりました。写真を沢山撮りすぎて後始末が大変そうです。

北欧への旅~ベルゲン滞在最後の日へ


 ソグネフィヨルドの旅は終わり、ベルゲン駅から、ホテルへ徒歩で戻る。疲れたので一休みして、食事に、夜8時頃ホテル発。まだまだ明るい・・・。
 宿泊先の「ラディソン・ブルー・ロイヤル・ベルゲン」から、世界遺産のブリッケンの前を歩いて、魚市場へ。魚市場周辺のカフェは、ビールを飲んでいる人が多い、1杯1,200円もするビールでは気軽にというわけには行かない感じです。


 魚市場の近くの「エゴン」というレストランへ。ここは半セルフ式のチェーンレストランで、オスロ市内各所にもお店があります。ここのメニューは、日本語を含め7ヵ国語が用意されています。
 ここの方式は、まず自分で座る席を決めて、席の番号を確認してから、カウンターへ。そこで、飲物、料理を頼んで、座席番号を言って、精算。飲物は、自分で席へ持ち帰り、料理は、後で店員さんが席へ運んでくれるシステムです。家族連れ、子連れも多く、気軽に入れるレストランです。

 私が、頼んだのは、「シーフードサラダ」(156クローネ)、生ビール中ジョッキ(70クローネ)、グラスワインの赤(78クローネ)の3品だけで、合計304クローネでした。今の為替レートで換算したら、約5千円です。チェーンレストランで、ベルゲンでは普通のクラスだと思いますが、料理も豪華版ではないのですが・・・。
 ホテルへ戻って、持参のカップ麺で補食、今回ほど持参の食料が生きた旅はないですね。ノルウェーは、食費がめちゃ高と聞いていましたから、正解でした。

 ベルゲンで2泊。3日の朝は、早起きして荷物の整理。ホテルのレストランで朝食。フランスパンに、レバーペーストを付けて食べるのが美味しいこと。オムレツも作って貰って、朝食が一番豪華な食事をしていいる感じでした。


 ホテルの前が空港へ行くバス停なので、チェックアウトせず、最後の観光に。最初に、フロイエン山へ。ホテルから歩いて5分ほど。ケーブルカーで往復しましたが、ちょうど行った時、晴れ間が少しあり、ベルゲンの街の全容が見え、周辺の街や海なども含め素敵な景色を堪能しました。また、昨日、フロムに寄港していた「クイーンメリーⅡ号」がベルゲン港に移動しているのが見えました。
 ちなみに、フロイエン山のケーブルカーは、往復70クローネ。シルバー割引があるようで、67歳以上とか、63歳の私は不該当で残念。しかも7~9月の繁忙期は割引を実施しないと表記してありました。

 そこから、また徒歩でベルゲン美術館へ移動、約10分。入場料60クローネ。北欧最大の美術館と言われているベルゲン美術館ですが、時間の関係で、ムンクの絵だけを見て、30分ほどで終了。

 ホテルへ徒歩で戻り、チェックアウトを行い、ホテルの前から、空港バスに乗車。ベルゲン空港へ。

北欧への旅~ベルゲン空港


 北欧への旅の続きです。ベルゲンのホテル、「ラディソン・ブルー・ロイヤル・ベルゲン」から、ベルゲン空港へ向かいました。
 空港バスは、ホテルの正面から出るので、とても便利です。ベルゲン発14時30分のSK270便に搭乗予定で、ホテル12時発のバスに乗ったのですが、結局1時間少しかかって空港へ到着しました。
 
 私は往復(150クローネ)で買ったチケットを見せて乗車しましたが、途中から乗ってくる人のほとんどが、クレジットカードで決済。読み取り機の感度が悪いのか、ナカナカ認識せず、停留所毎に10分近く止まるので、道路はガラガラなのに結果として「遅延」・・・。

 ベルゲン空港に到着して、チェックインしようとしたら、「カウンターが無い」のです。SASの場合、有るのは、荷物の「ドロップカウンター」、「サービス/サポートカウンター」だけです。まず、「ドロップカウンター」へ行ったら、自動チェックイン機でチェックインしてから、「リターンして下さい」と体よく断られました。
 次に行った「サービス/サポートカウンターもやはり自動チェックイン機でチェックインして下さい。「アシストします」とまで言われてしまい、諦めて自動チェックイン機へ。

 自動チェックイン機は、画面にタッチ、チェックイン画面を呼び出し。画面が出たら、5桁の「Booking reference」を下のキーボードで入れたら、氏名等の情報が表示されます。確認をタッチしたら、荷物の有無、個数が表示されます。
 例えば1個を選べば、チェックイン機の右下から、荷物のタグが打ち出され、自分で荷物のタグを取り付けます。ちなみに、この荷物のタグには、事前にANAのマイレージ番号を登録してあったので、NH☆Gと印刷されていました。
 その次に、座席指定画面で出てきて、自分で空いている席を選びます。そうすると、搭乗券が打ち出されてきます。その後、 ドロップカウンターへ行き、荷物を預けます。今回は、22キロあったからかもしれませんが、ドロップカウンターの係員に「ヘビー」と言われました。ANAのDIA会員カードを提示したら、気がついたように、赤いスターアライアンスの優先タグシールを貼り付けてくれ、やっとチェックインが完了しました。

 インターネットチェックインは、結局、自前で全部搭乗手続きをすることになりますね。ANAもこの方式を始めましたが、ここまで徹底していないのではないかと思います。JALも10月から始めるようですが・・・。その内、SASのように徹底してやらないとメリットはなさそうですから、そうなる可能性はありますね。

 ベルゲン空港のセキュリティチェックはとても厳しかったです。男性も全員靴を脱がされ、ベルトも外し、徹底的にやるのでセキュリティは長蛇の列・・・。
 お昼を食べていなかったので、セキュリティの中の売店で、ホットドッグとコーラで、60クローネで調達。安くないけどこの組み合わせが一番安いのが現実。

 SK270便は、折り返しに使う到着便が遅れ、結局、定刻より20分遅れて出発しました。面白かったのは、搭乗方法です。ノルウェーの人たちは、指紋登録しているのかもしれませんが、ゲートで指紋照合をやっていました。私のような外国人は、パスポートでOKでしたが・・・。
 また、機材はB737だったと思いますが、搭乗は、最前方と最後方に分かれてすることになっていました。ゲートを入る所までは一緒、ゲートの途中で、降りる階段があり、座席番号14列以降の搭乗客は、その階段から降ろされ、機体の脇を歩いて、最後方の入口にかけられたタラップから、階段を登って入るという仕組みで、ビックリしました。
 オスロの降機でも同じで、タラップを降りて、機体の脇を歩き、こんどは階段を登り、ゲートへの通路に戻るという具合・・・。何時も、こんな感じなんでしょうかね・・・。

2011年6月1日水曜日

北欧への旅~オスロへの移動


 ベルゲンからオスロへの移動です。

 オスロへは、SAS(スカンジナビア航空)を使いましたが、この区間は、日本のSASのWEBサイトから予約・発券した航空券です。いわゆる「別切り」航空券で、運賃5,600円、諸税・サーチャージ3,740円、発券手数料1,000円の合計10,340円でした。

 オスロ行き、SK270便は、定刻より20分遅れてベルゲンを出発し、ほぼ満席。機内サービスは、飲み物サービスが無料でありました。オスロには、定刻より10分遅れの午後3時30分に到着。

 ベルゲンの空港へ行って分かったことですが、ノルウェーはLCC(格安航空会社)が元気なようです。私がSASでオスロへ向かう、30分前にも、「ノルウェージャン・エア・シャトル」というLCCのオスロ行きフライトがありました。こちらも満席というか、沢山の乗客が乗っていました。(このフライトのオスロ到着空港は、ガーデモェン国際空港とは別の場所ですが)
 ベルゲン→オスロ間、運賃は、購入時期によりますが、この時間帯、諸税込みで、459クローネ程度=約7,800円くらいのようです。この区間、SASより便数も多いようです。メジャーキャリアのSASを使うより運賃も2割くらい安いようです。ベルゲンから、ガーデモェン国際空港のフライトもあるようで、オスロの空港は、3ヵ所を使い分けているようです。「ノルウェージャン・エア・シャトル」のWEBサイトを下記に貼り付けておきましたから、参照して下さい。

 http://www.norwegian.no/

 オスロ/ガーデモェン国際空港は、横に長いというか、中を歩かされます。特に、国内線の場合、歩く距離は長いようです。バッケージの所に到着したら、すでに荷物が流れていて、優先タグが付いていたこともあるのかもしれませんが、私の荷物も流れており、一安心。


 空港からは、「エアポート・エクスプレス・トレイン」という鉄道を利用しました。宿泊するホテル「ラディソン・ブルー・プラザ・オスロ」がオスロ中央駅の傍なので、便利でした。 「エアポート・エクスプレス・トレイン」=Flytogetは、片道の運賃170クローネで、往復割引もないようです。荷物をピックアップする場所のすぐ傍に、自動券売機がありましたが、現金の場合は、お釣りは出ないようで、クレジットカードでチケットを購入。
 
 エスカレーターを降りて、Flytogetのホームへ。6両編成の真新しい列車で乗り心地もとても良い列車で、大きな荷物の置き場もありました。
 この時間帯、10分間隔で運行されており、オスロ中央駅まで、20分弱。そこからホテルまで歩いて、ホテルには、午後4時30分頃到着。

北欧の旅~オスロパスとサーモン

 オスロのホテルは、「ラディソン・ブルー・プラザ・オスロ」、ここで2泊。ベルゲンのホテルと同じ系列、ラディソン系列の大型高級ホテルで、オスロ中央駅の前にそびえ立っています。

 今回、このホテル、1泊朝食付き諸税込みで13,200円で、日本の北欧に強い旅行社で予約・決済しています。何故か、29階の高層階角部屋、海の見える広い部屋にアップグレードされました。
今回、このホテルを選んだのは、部屋でWiFi接続が無料でできること、この後、ブリュッセルへの移動が早朝になることもあり、中央駅の傍のホテルにしました。

 チェックイン後、部屋で少々、休息してから、中央駅の表側(ホテルと反対側)にある観光案内所(インフォメーション)へ。オスロパスを手に入れるためです。オスロパスは、オスロ市内のバス、トラム、地下鉄、フェリーなどの交通機関、美術館、博物館などが無料で入場できる便利なものです。ヨーロッパの主要都市には大体あるパスです。オスロパスの場合、美術館、博物館を3ヵ所行けば元がとれる計算になりそうです。

 観光案内所は、午後7時頃行ったのですが、すごい人。宿を探す人など、目的は様々なようですが・・・。窓口は、目的別に分かれているのですが、整理券をとって約30分近く待って、24時間有効のオスロパスを入手、230クローネ、現金で支払い。パスの表には、ノーベル平和賞受賞のネルソン・マンデラ氏の写真が印刷されています。

 そこで今日の夕食は?ということで、サーモンを食べるということに。ノルウェーでは、サーモンでは、生のサーモンを食べたいと思っていました。しかし、ベルゲンでは、ホテルの朝食で、サーモンの燻製やマリネ、鱈のトマト煮などを食べましたが、生は食べておらず。
 ガイドブックを見て、携帯電話から、日本食/ベトナム料理のレストランへ電話。ベトナム人の奥様(?)の説明で「サーモンの寿司がある」とのことで、食べにいくことに。早速、オスロパスに刻印を入れて、トラムで乗ってレストランへ移動。

 午後8時になったばかりでしたが、日本食/ベトナム料理のレストランは、結構混んでいました。経営者は日本人のようですが、寿司を握っていたのはベトナム人のようです。お客さんは、欧米人がほとんどで、ひっきりなしにテイクアウトで、寿司などを持ち帰る人が訪れていました。確認しませんでしたが、テイクアウトの方が安いのかも・・・。日本人は、私が帰る頃、地元の人と一緒に若いカップルが来てはいましたが、他は見かけませんでした。
 待望のサーモンの寿司は、海老、マグロも付いて、90クローネと安い!生のサーモンはとても美味しい、海老やマグロは別にして、サーモンは久しぶりに美味しいものを食べたという実感がありました。ベトナム風春巻き、サラダ、ビール2本を頼んで、全部で235クローネ=約4千円。価格は北欧価格で仕方無いのですが、春巻きも美味しかったし、味を考えたら、今日は高く感じませんでした。
 
 午後9時になっても、まだ明るいので、ホテルへは徒歩で街歩きを兼ねて、ぶらぶらと戻りました。

北欧への旅~オスロ/ムンク美術館



 今回のオスロは、美術館・博物館巡りとノーベル平和センターなどを見て回りたいというのが一番のポイントでした。交通機関乗り放題、美術館・博物館が無料で入場できるオスロパスがフル稼働の日です。

 朝7時過ぎに、宿泊先「ラディソン・ブルー・プラザ・オスロ」の朝食へ。大型ホテルとあって、団体客が多いが、日本人はほとんど見かけない。
 朝食のブッフェメニューは、結構豊富ですが、ベルゲンのラディソンに比べれば、多少レベルが落ちる感じ・・・。卵料理も、作り置きだけで、人が多すぎて落ち着かない雰囲気です。
 
 今日は、ムンク美術館を最初に、ビィクドイ地区の博物館巡りをして、最後は、ノーベル平和センターという結構、厳しい日程です。

 朝9時過ぎに、ホテルを出て、中央駅から、地下鉄でムンク美術館へ。オスロパス利用。オスロの地下鉄は行き先を確認するのが難儀で一苦労。地下鉄で、ムンク美術館の最寄り駅下車。表示が分かりづらく、何とか、団地の中を抜けて、ムンク美術館へ到着。開館前でしたが、日本人の夫婦や若い日本人の女性が結構きていて、並んでいました・・・。

 開館と同時に、オスロパスを見せて、バーコード付きの入場券と交換して貰い、ムンク美術館へ入館。大きな荷物は、地下のコインロッカーへ、料金は10クローネですが後で戻ります。


 ムンク美術館には、日本では「叫び」が有名ですが、ムンクの「生」と「死」、特に「死」に拘りを見せた絵画が沢山ありました。一見、明るくない絵画、人生を見つめ直す、感性と理性が問われる展示です。
 
日本人の若い女性を沢山見かけましたが、ムンクの「生」と「死」の世界をどう受け止めたのだろうか、とても気になりました。日本の社会も「生」と「死」の前触れにもなる「不安」と向かい合っていますから・・・。
 ベルゲンでは、時間が無かったのですが、ムンク美術館では、楽しみにしていたムンクの絵画を見て、「老いゆく」自分とどう向き合うかも考えさせられ、充実した時間でした。本当は、1日じっくり見たいとは思いましたが・・・。




 ムンク美術館に2時間ほどいて、外に出たら、ちょうどお昼。美術館の正面にもカフェがあり、結構お客さんが入っていました。時間が無いので、地下鉄駅へ戻り、中央駅までUターン。

北欧への旅~オスロ/博物館巡り


ムンク美術館から、地下鉄でオスロ中央駅へ移動。ビィクドイ地区の博物館巡りのために、30番のバスに。観光客が沢山乗って結構混んでいました・・・。
30番のバスは、観光路線でもあり、液晶表示だけでなく、音声で、英語の案内もあり、旅行者にも利用しやすい路線でした。土・日は、フラム号博物館や海洋博物館のある地区まで、延伸されて運行されます。

最初に行ったのは、ノルウェー民族博物館。30番のバス停が入口のすぐ傍にあり、12時40分頃到着。ここはノルウェーの古い建造物や生活用具、医療用具などを集めた民族村です。ログハウスを自分で造った経験もあり、北欧のログハウスには関心がありましたので。
 ここも正面入口左手にあるインフォメーションで、オスロパスを見せて、入場ゲートのバーコードを頂きました。
お昼は、インフォメーションの脇にある売店兼軽食レストランで、またも、ゼロコーラとホットドッグで、55クローネ(約930円程度)にしました。一番安い組み合わせがこれのようなので。日本に戻ったら、しばらくホットドッグを見たくない気分ですが・・・。

民族博物館は、広大な敷地の中に、沢山の建物が移築されており、色んなタイプのログハウスがあり、楽しめました。昔のベット、台所、食料の備蓄庫、生活用具や医療器具を展示してある建物、木造の教会など、北欧の人たちの昔の生活をしのぶこともできます。途中で、民族衣装を着た人たちもいて、記念写真も撮れるようです。
 午後2時から、フォークロショーがあるというので、広場へ行き、20分ほど、音楽とダンスを楽しみました。



次に、ヴァイキング博物館へ。30番のバスで、隣の停留所ですが、歩いて移動。ヴァイキングの時代の船が展示されているのですが、ナカナカ迫力があります。日本語のカタログがあったので、高かったのですが記念に購入、119クローネ。
ヴァイキングの船は、あの時代には大きな船なのでしょうが、思ったり小さかったですね。この船で、世界各地に乗り出していたというのは少々驚きです。 ヴァイキングは、海賊、商人など色々な役割があったようですが、航海や操船の知識などにもたけていたんでしょうね。

午後3時半になったので、30番のバスで、ノルウェー海洋博物館へ移動。ここでもオスロパスを見せて、入場券を貰う。中には、沢山の船の模型があります。マニアなら嬉しい博物館ですね。近代の商船の船室、台所などの展示もあります。ノルウェーの海洋文化の歴史が展示されていますので、海の香りがたっぷりかげます。


次に、隣にあるフラム号博物館へ移動。ここもオスロパスでOK。フラム号は、北極、南極探検を使われた船で、南極点一番乗りを果たした時に使われた船ですが、この船でよく行ったものだとビックリ・・・。博物館では、フラム号がそのまま展示してあり、船の中に入って、隅々まで見ることができます。
 ここで、午後4時30分を過ぎたので、慌てて、フェリー乗り場へ移動。このフェリーで市庁舎前の埠頭へ移動して、平和センターへ行くのですが、平和センターは午後6時までしかオープンしていないので、ギリギリの移動に。

北欧への旅~オスロ/平和センター


ビィクドイ地区の博物館から、「ノーベル平和センター」へ。

ビィクドイ地区の博物館は、まだ有るのですが、タイムリミットで切り上げ。午後4時50分発のフェリーで、市庁舎前の埠頭へ。このフェリーは、片道40クローネだそうですが、オスロパスを見せたらOKでした。

市庁舎前の埠頭には、午後5時少し過ぎに到着。すく近くの「ノーベル平和センター」へ徒歩で移動。「ノーベル平和センター」は、ノーベル平和賞の歴史、受賞者などを紹介した博物館です。ここもオスロパスで入場できました。
博物館の入口では、「ノーベル平和センター」の展示内容などを紹介した英文のパンフレットを頂きました。何カ国語があるようですが、日本語のものはないようです。

展示は、1階には、ネルソン・マンデラ氏の活動実績などの紹介が大きく展示され、2階には、オバマ氏の略歴紹介、歴代の受賞者の紹介、ノーベルの功績などが写真、パネルなどで展示されていました。ノーベル平和賞が世界の平和に貢献してきたことが強調された展示が印象的でした。
展示をみて、核兵器廃絶の流れが高まっている中、オバマ氏に平和賞を与えたのなら、第二次大戦終了後、一貫して核兵器廃絶を訴えてきた日本の被爆者団体に平和賞を受賞させるべきではないかと強く感じてきました・・・。



その後、傍にある市庁舎へ。ここはノーベル平和賞の授賞式の会場です。入場は無料で、歴史ある建物と素晴らしい大きな壁画に圧倒されました。スウェーデンのストックホルムの市庁舎は、やはり平和賞以外の晩餐会の会場になっていますが、こちらは10年ほど前に見ました。どちらも素敵な雰囲気のある場所ですね。市庁舎に入って、すぐに午後6時になり、クローズの時間ということで、10分ほどしか見る時間がなかったのは残念でした。

朝からスタートした美術館、博物館巡りは、駆け抜けるようなスケジュールで終了。12番のトラムでホテルへ戻り、休憩。疲れました!!
その後、午後8時すぎ、繁華街のカール・ヨハン通りへ。日曜日とあって、飲食店とお土産屋さんを除いて、シャッターが降りていましたが、沢山の人であふれていました。カール・ヨハン通りの真ん中当たりにあるアイリシュハブで、ビールを。1杯68クローネ。ベルゲンのカフェより安い。大型スクリーンでは、サッカーの親善試合が放映されていましたが・・・。
ビール2杯ほど飲んでから、午後9時過ぎにホテルへ戻り、持参していたカップ麺、缶詰で夕食。持参した食料は、ほぼ食べきりました。部屋で、お湯を沸かし、日本から持参した「ショウガ紅茶」を飲んで一服。「ショウガ紅茶」は体温を上げ、免疫力を高める効果がありますので、私の旅の必需品です。

これで北欧の旅は終わり、ブリュッセルからライン川下り(上り)へ旅の行程は移ります。

北欧の旅~オスロからブリュッセルへ


いよいよ北欧を離れ、ベルギー、ライン川へ。

北欧からベルギーのブリュッセルへ移動の日になりました。ブリュッセルへの移動は、オスロ発8時15分、SK4743便を予約してありました。

ホテルを朝5時40分にチェックアウト。徒歩で、中央駅へ移動し、5時50分発の「エアポート・エクスプレス・トレイン」に乗車、往路と同様、クレジットカードで乗車券購入。運賃は170クローネ。

オスロ/ガーデモェン国際空港には、朝6時15分、出発2時間前に到着。出発階へ移動し、星G(スターアライアンスゴールド)表示のあるカウンターを探し、並びました。何せ、自動チェックイン機がメインの空港ですので、有人のカウンターが少ないので、優先カウンターにも何時も数人並んでいます。 10分ほど待ってチェックイン完了。ベルゲンの空港とは異なり、荷物はここで預かってくれ、ドロップカウンターへ行かなくて済むのは助かります。

セキュリティへ向かったところ、右手に「ファーストトラック」(通常ファーストクラス利用者などのための優先レーン)を発見。係員に、ANAのDIA会員カードとSASの搭乗券を見せたら、OKとのこと。誰も並んでいない、「ファーストトラック」を簡単に通過・・・。表示見たところ、SASの上級会員はOKのようですが、他社のスターアライアンスゴールドでも使えるのならとても便利です。

オスロ/ガーデモェン国際空港の場合、セキュリティは、国内線も国際線も同じで、中で、国際線用のゲートを通過して移動、更に、シェンゲン協定締結国以外へ移動する場合、パスポートコントロール用のゲートがその先にあります。


国際線用ゲートの中間にSASのラウンジが設置されており、朝食を頂くためラウンジへ。入口で、ANAのDIA会員カードとSASの搭乗券提示して入室。WiFi接続にはセキュリティはかかっていないので、自由にお使いくださいとのこと。

オスロ/ガーデモェン国際空港には、SASラウンジと共用ラウンジがあり、スターアライアンス加盟航空会社はSASラウンジ、その他の航空会社は共用ラウンジということだと思います。場所は、ほぼ隣り合わせで設置されています。利用資格は、ビジネスクラス利用者及び星G(スターアライアンス・ゴールド会員)が対象で、ANAの場合、PLT、DIA会員及びSFC会員が利用できます。

SASラウンジは、とても広くてゆったりしています。今回、パリのSASラウンジも利用しましたが、こちらも広いのでゆったりしていました。飲み物は、アルコールも含め、何種類かあり、特にジュースが種類が多く、美味しいですね。
食べ物は、パン、スナックなどの軽食のみで簡素です。オスロのSASラウンジでは、レバーペーストが置いてありましたので、フランスパンに付けて朝食代わりに食べとても美味しかったです。

出発時刻の40分ほど前に、ラウンジを出て、両替場所を探しましたが、見つからない・・・。日本で両替してきたノルウェークローネが結局900クローネほど残ってしまったので、ユーロへ替えようと探して、最後は通りかかった航空会社の職員に聞いたのですが、国際線の出発ゲートの中には無いとのこと。有るのは、クレジットカードで、ユーロやドルの現金を引き出せる両替コーナーのみで、こ
こは沢山の人が並んでいました。ユーロ圏などへ行く時は、現金が必要なんでしょうが、クローネの現金の方は両替できないなんて、ノルウェーで現金を持ち歩く方が変わっているということなのかも・・・。