2011年6月3日金曜日

北欧への旅~ノルウェー/ベルゲンへ

 パリのトランジットしたホテル、コンコルド・モンパルナスは、日本人観光客が多いですね。それも、団体の。 朝食のレストラン、このクラスでは、まあまあ種類も多いブッフェで、卵料理などのホットメニューも多少あります。朝6時からやっているというので、二日酔いで多少頭がすっきりしない中、6時半頃行ったら、すごい人でした。日本人の若い女性客が1/3程度占めていて、ツアー客に人気のホテルなのかもと思いました。部屋は、ビジネスホテルを多少高級にした感じで、WiFi接続は無料でOKということでビジネスマンにも人気がありそうです。

 
 パリ/シャルルドゴール空港から、11時10分発のオスロ行きSK便に乗るので、朝7時40分にホテルをチェックアウト。エールフランスバスの乗り場まで、歩いて移動。すでにバスが待っており、トランクを預け、昨日購入した往復切符を提示して乗車。昨日も、渋滞に巻き込まれましたが、今回も、途中から渋滞に。
 午前8時に、エールフランスバスはモンパルナスを出発、結局、SK便が出発するターミナル1には、午前9時30分到着。ターミナル1は、円筒形のターミナルで、チェックインカウンターを探して、グルーと回ることになりました。
 SK便のチェックインは、NO4のブロック。エコノミーのチェックインカウンターは長蛇の列でしたが、ANAのDIA会員カードを提示して、優先カウンターで待ち時間無しのチェックインができました。スターアライアンスのゴールドステータス(☆G)が有る場合、ヨーロッパでは一番助かることです。

 パリ/シャルルドゴール空港の場合、シェンゲン協定国以外へ移動する場合、☆Gのステータスがあれば、スターアライアンスの共同ラウンジを使うことができます。
 しかし、ヨーロッパ内の移動は、ターミナルが違うこともあり、ラウンジは各航空会社毎に設置しています。SKのラウンジは、50番台のゲートのあるピアの地階にあります。景色は楽しめませんが、とても広いラウンジで、WiFi接続も可能でした。セキュリティチェックの前ですが、ゲートのすぐ前ですので、今回、時間ギリギリまで使わせて貰いました。

 オスロへ行くSK便、定刻に全部の乗客が搭乗したのに、理由は不明ですが、ナカナカ出発せず、結局20分遅れ。この区間もCクラスだったのですが、何故かCクラスも満席でビックリ。日本人観光客も7~8人お見かけしました。機内食は、鱈のムニエル、パスタ、チーズという感じでした。「飲み物は?」と聞かれたので、「ホットテー」と言ったら、なんと日本茶もどきというか、中国茶もどきのお茶
が出てきて、ビックリ。食事の後、紅茶もサービスされていましたので、「イングリッシテー」と言えば、最初から紅茶が出てきたのではないかと思います。

 オスロへ定刻より、10分ほど遅れて到着。オスロからベルゲンへ同じくSK便に乗り継いだのですが、こんなに大変だとは知りませんでした。ベルゲンへは、コペンハーゲンから一度行ったことがありますが、その時は「国際線乗り継ぎ扱い」でしたので、どこでもある乗り継ぎでしたが・・・。
 ノルウェーの場合、国際線から国内線に乗り継ぐ場合、必ず一旦、荷物を受け取って、税関を通過して、再度チェックインカウンターで、荷物をドロップする必要があるのですね。(日本でもそういえばそうですが・・・)
 パリ/シャルルドゴール空港で、チェックインした際、搭乗券は最終目的地のベルゲンまで手続き済み、そして荷物には、オスロ経由ベルゲンのタグが付けられていました。手荷物引換証にも、ベルゲンとなっていたのですが・・・。
 オスロでは、到着と同じで、荷物を受け取って一旦外に出なければならないのでした。荷物はナカナカ出てこないし、出てきた荷物は、雨の影響か、ビショビショになっていて。それを持って、3階の出発カウンターへ移動、こちらも長蛇の列。やっと☆G優先カウンターを見つけ、そこで10分近く待ってやっと荷物をドロップ。セキュリティチェックの強化でしょうが、手間のかかることをやっています。セキュリティを再度通過して、搭乗ゲートへ到着したのが、出発時間の30分前、乗り継ぎ時間は、1時間40分あったはずなのに、慌ただしい乗り継ぎになってしまいました。

 オスロは雨でしたが、約50分のフライトでベルゲン空港へ到着したら、晴れていました。なんと運の良いことか・・・。


 

北欧への旅~ベルゲンの町


 ホテルの部屋に荷物を置いたら、午後5時過ぎ、早速、市内の雰囲気を見て、明日のフィヨルド観光のため、ナットシェル(周遊券)の手配に出かけました。ホテルの隣が、世界遺産のブリッケン地区になっているので、観光客があふれています。




 写真を撮りながら、魚市場の近くにある観光案内所へ。ここでもナットシェル(周遊券)の手配ができると思っていたのですが・・・。順番待ちが、30人ほどいて、時間がかかりすぎるということで、ベルゲン駅へ。
 ベルゲン駅は、港から歩いて10分程度。ノルウェー国鉄のカウンター、駅の右手に小さなものでしたが、誰も並んでいなくて、すぐに手続き完了。今は、観光シーズンですが、日本で割高のナットシェル(周遊券)を手配しなくても、現地で、前日、駅の窓口で手配すれば大丈夫ですね。
 ベルゲンから、ソグネフィヨルドを観光するナットシェル(周遊券)は、3種類あるとの説明。ベルゲンから片道船を使うルートが最近人気があるのでお薦めと言われましたが、国鉄~バス~フェリー~フロム鉄道~国鉄という逆回りルートにしました。料金は975クローネ、帰路のミュールダール→ベルゲンまでの座席指定料金が含まれています。



 ベルゲン駅からの帰路、人造湖や公園、繁華街を通って、魚市場まで戻りました。落ち着いた良い町ですね。町の後ろに迫っている傾斜地にも、沢山の家があり、雰囲気も素敵です。
 魚市場では、サーモンおエビなどを売っていて、オープンサンドなどもあり、観光客が結構買っていました。「日本円でどうぞ」「日本語OK」というお店もありますね。


 午後7時頃、魚市場の先に港の中に飛び出しているカフェへ行き、生ビールで一杯やりながら、一休み。ハンザビールというベルゲンのビールで、一杯、中くらいのジョッキで、72クローネ、大体約1,200円。ノルウェーの物価の高さは承知していましたが、やっぱり高いというのを実感。

 魚市場から、ブリッケン地区の建物やお土産屋さんを見て回り、ホテルへ。途中で、日本人のグループに何組か会いました。それ以上に多かったのは、中国人観光客です。

 夕食は、夜9時頃、パリから持ってきた缶ビール、それに日本から持参したカップ麺、缶詰で軽く済ませました。マックも覗いてみましたが、高いですね。普通のレストランに入って、ビールを飲んで、前菜、メインでも食べたら、最低でも5千円とか6千円くらいはしそうで、フランスで食べるのとはだいぶ違いそうなので、昨晩はメリハリを付けて、安くあげました。

2011年6月2日木曜日

北欧への旅~ソグネフィヨルドへ(その1)


 ベルゲンの二日目は、ソグネフィヨルドの観光です。ソグネフィヨルドを観光するナットシェル(周遊券)は、ルート毎に、出発時間が決まっており、私のルートの場合、ベルゲン駅8時40分発でした。朝起きたら、外は何となく暗いので、良く見ると雨が降っていました。それに寒そう・・・。
 宿泊先のホテル、ラディソン・ブルー・ロイヤル・ベルゲンの朝食ブッフェは、朝6時30分スタートなので、6時30分になったら、すぐにレストランへ。
 ここの朝食は、ナカナカ豪華です。ドリンク類も豊富、生野菜、果物も沢山ありました。北欧らしく、ハム・ソーセージ、チーズなどの種類も豊富、温かい料理も、卵料理など何種類かあり、鱈のトマト煮などのベルゲンの名物料理も多少置いてありました。お昼用にテイクアウトしたい気分でしたね。ここでも、JTB、近畿日本ツーリストのツアーの方にお会いしました。皆さん1泊だけのようでしたが・・・。

 午前8時少し前にホテルを出て、徒歩でベルゲン駅へ、約15分。寒そうなので、持参したヤッケを上から着ました。
 今回のソグネフィヨルド観光のルートは、ベルゲン→ヴォス→グドヴァンゲン→フロム→ミュールダール→ベルゲンでした。最後の区間、ミュールダール→ベルゲンの国鉄区間のみ座席指定され、それ以外、最初の国鉄区間、ローカルバス、フェリー、フロム鉄道の場合、席は自由というスタイルになっています。


 ベルゲン駅でトイレを使いたいと思い、トイレに行きましたが、有料で、1回10クローネで、機械式で10クローネ硬貨しか使えないというしろもの。昼間は、係員がいるようですが、この時間帯不在。たまたま5クローネ、20クローネしかなく、待っていた他の人が10クローネ持っていましたので、お願いして、5クローネで交代で使わせてもらいました。ヴォスやフロムの駅では、トイレは無料で使えたのですが・・・。

北欧への旅~ソグネフィヨルドへ(その2)


  いよいよ、ソグネフィヨルド観光の出発です。 ベルゲン駅から、8時40分発ヴォス行きの普通列車は定刻に発車。乗客は、観光客が中心でしたが、8両編成(?)の列車はガラガラでした。

 ベルゲンを出発して間もなく車掌さんが検札に来ました。今回のナットシェル(周遊券)のチケットは、3枚組で、最初は全部の旅程を記載したチケット、2枚目はベルゲン→ヴォス間の切符、3枚目はミュールダール→ベルゲン間の切符となっていて、国鉄区間以外は、最初の旅程を記載したチケットで確認するようです。ということで、2枚目に挟みを入れて、検札終了。


 ヴォス駅には、定刻の9時53分に到着。到着ホームから、外へ出たところに、グドヴァンゲン行きのローカルバスが3台ほど待機。ここから、ソグネフィヨルドではなく、ハダンゲルフィヨルドへ行くローカルバスもありました。

 グドヴァンゲン行きのローカルバスは、観光バスのようなバスで、私は3台目に乗車しましたが、座席は7割程度しか埋まっていませんでした。チケットの点検は、バスに乗るとき入り口で、運転手さんが、ナットシェル(周遊券)の1枚目を確認するだけです。バスは、定刻の10時に出発、日本人観光客も、私の乗ったバスにも5人ほど乗っていました。
スーツケースなどの大きな荷物を持った方も多く、バスの荷物入れで預かって貰っていました。フロムへ行くフェリーも、船の後部に、大きな荷物の置き場が設けられていました。ベルゲンからオスロへフィヨルド見学をしながら、荷物を持ったまま移動するのも十分可能なようです。(有料ですが、ベルゲンーオスロ間、当日、ホテルからホテルへ荷物を運んでくれるシステムもあるようです)

グドヴァンゲン行きのローカルバス、最初、ヴォスの街をゆっくり走り、英語で観光名所を紹介してくれました。ベルゲンでは、雨でしたが、ヴォスに到着した頃は、雨はやみ、多少晴れ間も出てきました。

 その後も、切り立った断崖の上から流れ出る滝などを説明しながら、観光バスという雰囲気でした。スタルハイムホテルで少々休息。その後、つづら坂をゆっくり下りながら、途中の名所(ほとんど断崖の上から流れ落ちる滝ですが・・・)、写真撮影スポットで何回か一旦停止し、運転手さんが、その紹介を英語でしながらの移動でした。
 バスは、定刻から10分遅れの11時10分グドヴァンゲン到着。氷河に削られた後というのは実感できましたが・・・。


 グドヴァンゲンからフロムまでは2時間ほどのフェリー。クルーズ船で、氷河が作り上げたフィヨルドを観光するという、今回の目玉です。天気も回復してきて、晴れ間がかなり見えるようになりましたが、相変わらず少々寒い感じでした。

北欧への旅~ソグネフィヨルドへ(その3)


 フィヨルドは、氷河による浸食によって作られた、複雑な地形、湾や入り江で、湾の入り口から奥まで、湾の幅があまり変わらず、非常に細長い形状となっています。ですから、大型船も入れるようです。ソグネフィヨルドは、その代表的なものの1つです。

 グドヴァンゲンからフロムまでは、2時間ほどフェリーでクルーズ船することになります。フェリーは、結構大きな船で、生活フェリーも兼ねているとかで、途中、3ヵ所ほど寄港して、乗客の乗り降りがありました。
 クルーズは、ネーロイフィヨルドの端にあたるグドヴァンゲンから、アウルランフィヨルドの端にあたるフロムまで行くルートになっています。途中寄港したアウルランは、水力発電の街とかで、オスロの電力をまかなっている街とアナウンスで紹介されていました。


 フェリーの出港時間は、午前11時30分。船の展望デッキは3段に分かれていて、最上段から埋まるようで、私も、写真が撮りやすい最上段に、定位置を椅子で確保しました。フェリーには、飲み物や軽食を売っているカフェが付いていますが、値段はノルウェー価格です。日本人の乗船客は、ツアー客も二組いましたし、個人も入れて40人近くいたのではないかと思います。



 フェリーは定刻に出発。観光ルートのフェリーらしく、頻繁に見所の案内があります。それも全部で8ヵ国か9ヵ国、韓国語、中国語、スペイン語、英語、ドイツ語、日本語までは分かりましたが、さすが世界の観光地の船という感じでした。というわけで、日本語の説明が随所でありましたので、語学苦手の日本人にも楽しめる船旅です。フィヨルドは海に通じているのですが、これだけ中へ入ってくると、波一つ無いので、川か湖かという感じで船はほとんど揺れません。

 フィヨルドは、氷河の削ったそそりたつ厳しい垂直の岩肌、そしてその岩肌を縫って流れる水や滝がポイントになっているようですね。途中に、小さな村や農場、牧場などもありました。どんなに小さな村でも、教会だけは必ずありますね。フィヨルドと一緒に生きてきた人たちの歴史を見ていくルートでもあったような気がします。
 今度は、このフィヨルドを眺め続けている厳しい垂直の岩肌の上がどうなっているのか、一度見てみたいと思いましたが・・・。静かなフィヨルドをフェリーが粛々と進むだけでも、何となく気分が良くなってきました。途中から、カモメの集団が私たちのフェリーを追いかける形になり、船旅の雰囲気も出ていました。


 アウルランフィヨルドには入り、アウルランに近づいたら、フロムの方向に大きな船が見えました。なんと、豪華客船「クイーンメリーⅡ号」がフロムに寄港していたのです。ビックリしました!フィヨルドのこんな奥まで来ているとは、水深も結構深いのですね。皆さん、盛んにシャッターを切っていました。

 フロムには、定刻の13時40分到着。「クイーンメリーⅡ号」のすぐ傍の岸壁でしたが、船の大きさは大人と子供の違いでした・・・。フロムには、約1時間滞在して、フロム鉄道で、ミュールダールへ移動することになります。

北欧への旅~ソグネフィヨルドへ(その4)


 ソグネフィヨルドの観光の続きです。

 フロム到着は、13時40分。フロム鉄道は、14時50分発で、ミュールダールへ移動し、その後ノルウェー国鉄でベルゲンへ戻ることになります。フロム鉄道の切符売り場へ行って見たら、私の乗る列車とその次の列車は、「売り切れ」表示になっていました。

 フロムは観光スポットで、お土産屋さん、アウトレットなど買い物できる所が沢山あります。「クイーンメリーⅡ号」が寄港していることもあり、人で溢れていました。

 アウトレットで、ノルウェー産のセーターが沢山置いてあり、気に入ったものがあり購入しました。価格は895クローネ(約13,500円くらい)でしたが、クローネの現金で払うというと怪訝な顔をされました。ノルウェーはカード社会ですから、高額の買い物を現金でするのはということだと思いますが・・・。
 その場で、Tax-Free Refundの手続きをしてくれました。氏名、日本の住所、パスポート番号などを記載して、ユーロの現金で返金してくれました。いわゆる消費税は25%のようで、税金分が179クローネ含まれているので、それをユーロへ換算して、10ユーロちょうど現金で返金してくれました。



 フロム鉄道は、14時50分発でしたが、出発の15分前に並び始めました。並ぶ所が2ヵ所あり、係員がチケットを見て振り分けていました。恐らく、私のようなナットシェルを使う観光客とその他の一般客ではないかと思います。
 乗車が始まって分かったのですが、中央部の車両に、かなり沢山、「ミキトラベル」のステッカーが貼ってあり、いわゆる予約席の表示。日本人の団体ツアーのための席だったようです。


  私は、先頭から2両目の右手窓際に席をとりましたが、結構空いていて、6人がけの所を一人で占領できました。何故か、私の乗った車両はガラガラでした。
 フロム駅は14時50分定刻出発。最終のミュールダール到着は、5分ほど遅れ、ベルゲンへ戻る列車は、フロム鉄道を降りたと同時に到着で、ギリギリの乗り換えとなりました。列車の遅れの原因は、「クイーンメリーⅡ号」のエスカーションで戻ってくる乗客が遅れて、すれ違いの列車が遅延したことが原因のようです。さすが、「クイーンメリーⅡ号」ですかね・・・。



 途中、急勾配を登りながら進んで行き、左右にはフィヨルドと同じように、切り立った山や絶壁から水が流れ、滝も何カ所か見ることができました。この鉄道を作るのはかなり大変だったのではないかと感じさせられました。フェリーと同じように、途中で、観光名所の案内がありましたが、今回は、日本語の案内はありませんでしたね。

 途中、大規模なショース滝では、5分ほど列車が停車して、見学、写真撮影の時間がありました。ナカナカ素晴らしい滝というか水の流れでした。
 このフロム鉄道は、観光路線ですが、途中人が住んでいる地域を通りますので、駅が8つほど設けられ、一般客の乗降があります。ミュールダール行きは、一番後ろの車両があてられているようでした。



 ミュールダールから、ベルゲンまでは、ベルゲン急行という列車で、途中、ヴォスに停車。ミュールダール発15時56分、ベルゲン到着17時52分で、所要時間は約2時間。ナットシェル(周遊券)では、この区間だけ座席指定となっていましたが、確かに満席でした。オスロから乗ってくる人も多く、立っている人も出ていました。ベルゲンには定刻到着。
 
 これで、ソグネフィヨルドの旅は終わりました。写真を沢山撮りすぎて後始末が大変そうです。

北欧への旅~ベルゲン滞在最後の日へ


 ソグネフィヨルドの旅は終わり、ベルゲン駅から、ホテルへ徒歩で戻る。疲れたので一休みして、食事に、夜8時頃ホテル発。まだまだ明るい・・・。
 宿泊先の「ラディソン・ブルー・ロイヤル・ベルゲン」から、世界遺産のブリッケンの前を歩いて、魚市場へ。魚市場周辺のカフェは、ビールを飲んでいる人が多い、1杯1,200円もするビールでは気軽にというわけには行かない感じです。


 魚市場の近くの「エゴン」というレストランへ。ここは半セルフ式のチェーンレストランで、オスロ市内各所にもお店があります。ここのメニューは、日本語を含め7ヵ国語が用意されています。
 ここの方式は、まず自分で座る席を決めて、席の番号を確認してから、カウンターへ。そこで、飲物、料理を頼んで、座席番号を言って、精算。飲物は、自分で席へ持ち帰り、料理は、後で店員さんが席へ運んでくれるシステムです。家族連れ、子連れも多く、気軽に入れるレストランです。

 私が、頼んだのは、「シーフードサラダ」(156クローネ)、生ビール中ジョッキ(70クローネ)、グラスワインの赤(78クローネ)の3品だけで、合計304クローネでした。今の為替レートで換算したら、約5千円です。チェーンレストランで、ベルゲンでは普通のクラスだと思いますが、料理も豪華版ではないのですが・・・。
 ホテルへ戻って、持参のカップ麺で補食、今回ほど持参の食料が生きた旅はないですね。ノルウェーは、食費がめちゃ高と聞いていましたから、正解でした。

 ベルゲンで2泊。3日の朝は、早起きして荷物の整理。ホテルのレストランで朝食。フランスパンに、レバーペーストを付けて食べるのが美味しいこと。オムレツも作って貰って、朝食が一番豪華な食事をしていいる感じでした。


 ホテルの前が空港へ行くバス停なので、チェックアウトせず、最後の観光に。最初に、フロイエン山へ。ホテルから歩いて5分ほど。ケーブルカーで往復しましたが、ちょうど行った時、晴れ間が少しあり、ベルゲンの街の全容が見え、周辺の街や海なども含め素敵な景色を堪能しました。また、昨日、フロムに寄港していた「クイーンメリーⅡ号」がベルゲン港に移動しているのが見えました。
 ちなみに、フロイエン山のケーブルカーは、往復70クローネ。シルバー割引があるようで、67歳以上とか、63歳の私は不該当で残念。しかも7~9月の繁忙期は割引を実施しないと表記してありました。

 そこから、また徒歩でベルゲン美術館へ移動、約10分。入場料60クローネ。北欧最大の美術館と言われているベルゲン美術館ですが、時間の関係で、ムンクの絵だけを見て、30分ほどで終了。

 ホテルへ徒歩で戻り、チェックアウトを行い、ホテルの前から、空港バスに乗車。ベルゲン空港へ。